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偏頭痛とは?

日本人の4人に1人は慢性的に頭痛を感じていて、成人に限定すると、さらに3人に1人という高い割合で頭痛が発症しています。慢性的な頭痛の中でも、頭全体をギュッとしめつけられるような「緊張型頭痛」が最も多く、次に多いのが「偏頭痛」と呼ばれる頭痛です。
「偏頭痛」とは、頭の片側(または両側)がズキズキ、ガンガンと痛み、吐き気、光をまぶしく感じる、非常に音が気になる等の症状を伴います。
脈打つように「ズキンズキン」と痛むのは、偏頭痛の原因が「頭部の血管が拡張・収縮する際、感覚神経や三叉神経が刺激されて起こる」ということにあります。

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なぜ、このような状態になるかについては、2つの説があります。ストレスなどの誘因によって血管収縮作用を持つセロトニンが多量に放出され、やがてセロトニンが減少したときに今度は血管拡張がおこり、頭痛がおこるという説が一つ。もう一つは、何らかの「刺激」が脳から伝えられると、三叉神経を刺激して血管拡張作用を持つ神経伝達物質が分泌され、血管拡張と炎症が起こり、感覚神経を刺激して頭痛が起こるという説です。
偏頭痛を誘因する要素は人それぞれですが、最も多いのは「心身のストレス」です。
次に多いのは不規則な生活習慣で、特に「睡眠の質」に影響を受けやすいので、注意が必要です。
人によって、暑すぎる、寒すぎる、季節の変わり目、気圧の変化などの気候や、部屋の環境なども偏頭痛の原因になる場合もあります。
また、生理や妊娠など、女性ホルモンの分泌バランスの変化も偏頭痛の原因となるので、女性の患者数は男性の約4倍といわれています。

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偏頭痛の症状

偏頭痛は、頭の片側、または両側に「ズキズキ」といった痛みがある病気ですが、偏頭痛が起こる直前に「前兆」があり、さらに前には「予兆」となる症状が現われるという特徴があります。偏頭痛の「予兆」は、発症する数時間から2日前ぐらいに現われます。
具体的な症状は、イライラする、落ち込むといった精神的なものから、首や肩のこり、生あくび、空腹感など、人によってさまざまです。
偏頭痛の直前に起こる「前兆」の中で、最も多くみられるのが“閃輝暗点”と呼ばれる神経症状です。本などを読んでいるときに視野の中心が急に明るくなり、徐々に三日月状になって広がり、今度は視野の中心が暗くなって文字が見えにくくなります。
やがて、その周りがギザギザ状になってチカチカと光だし、この光が消えてから30分から2時間後ぐらいに偏頭痛が起こります。

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偏頭痛は、「ズキズキ」といった脈打つような痛みがあり、発症から数時間で治まることが多いのですが、中には2、3日続くこともあります。吐き気、嘔吐、悪心、肩こり、めまい、食欲不振といった症状を伴なうことが多く、光や音に対して敏感になることも特徴のひとつです。
そのため、明るい場所や、にぎやかな場所にいると、痛いが増すケースが多く見られます。
体を動かしたり、頭を傾けるだけで痛みがさらにひどくなるため、日常生活に支障をきたす場合が多くみられます。血管が拡張したときに起こるので、お風呂で体を温めたり、お酒を飲んだりすると、さらに痛みが増しますので気をつけてください。

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偏頭痛の治療と予防

片頭痛が起こったら、光や音の刺激を受けないように照明を落とし、静かな場所で休むことが大切で、軽症の偏頭痛なら、しばらく休養することで治ることもあります。頭が痛む部分に、冷たいタオルや冷却シート等をあてて冷やすようにすると、いくらか痛みを緩和させることができますし、カフェインを含むコーヒーや緑茶なども、頭痛をやわらげる効果が期待できます。
偏頭痛が起きたら、薬を用いて、痛みに対する対症療法を行います。 脳の血管が拡張することで起こる偏頭痛の痛みには、血管の拡張を防ぐ作用がある「エルゴタミン製剤」を用いて治療します。
「エルゴタミン製剤」は血管拡張を防ぐものなので、痛みが起こってから服用しても、あまり効果は得られません。そのため、偏頭痛の特徴でもある「前兆」が起きたときに服用し、前兆のない偏頭痛の場合は、痛みだしたらすぐに飲むようにすると効果的です。

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片頭痛の治療には、2000年に使用が認可された「トリプタン系」の注射薬も効果があります。トリプタン系の注射薬には、脳の血管を収縮させ、三叉神経に作用して痛みを抑える作用があり、頭痛が起きてからでも高い効果が得られるほか、偏頭痛に伴う吐き気などの症状も防ぐという特長があります。
偏頭痛を予防するには、頭痛の誘因を把握して、避けるようにすることが大切です。
過度のストレスや疲労になると偏頭痛を起こりやすくなりますから、ストレスをため込まない生活を心がけましょう。
寝不足や睡眠のとり過ぎなども偏頭痛に大きく影響しますので、質の良い睡眠をとるようにしてください。過度の光や音、暑すぎる・寒すぎる、換気が悪い部屋などが刺激となって、偏頭痛を誘発することもありますので、そういった環境は出来るだけ避けた方が良いでしょう。

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